昨年に続き今年もSoundwave Festivalに行ってきました!去年は月曜日だけ休んで、オーストラリアは土日のみという超弾丸ツアーだったのですが、今年はもう少し休みがとれたので、Sidewaveもみることができました。今年の旅程はこんな感じでした。
【初日】
Brisbane到着→XXXXのビール工場見学→Puscifer単独公演
【2日目】
Soundwave Festival Brisbane
【3日目】
Soundwave Festival Sydney
去年も書きましたが、ブリスベンとシドニーは始発の飛行機で移動すれば両方みられるんでお薦めです。Soundwave Festivalは今年も出演アクトが豪華で、1日だけだとあきらめきれないアクトが多かったので、ブリスベンとシドニーの両日参加にしました。どちらか1会場というのであれば、会場が狭く移動も楽で、かつアーティストも近くでみられるブリスベンをお薦めします。あと、繁華街が近いのでフェス後に飲みに行くのもブリスベンの方が充実してますよ。
まず初日、シドニーからブリスベンへ移動する際、シドニーの国内線への乗り継ぎバスで隣がKerry Kingでした。普通に立ってました、あたり前ですが。この日はSidewave(サマソニでいうところのソマソニ・エキストラ。Soundwaveに出演するアーティストの単独公演です)で夜まで時間があったので、オーストラリアを代表するビールXXXX(フォー・エックス)の工場見学に行きました。工場見学の後はビールの試飲もできます。オーストラリアのビールはアルコール度低めですっきりした飲み口のものが多いです。XXXXのカスク・コンディションのものが飲めたのが貴重でした。

写真はXXXX PORTER。樽生では他にXXXX GOLD、XXXX Bitter、あと夏限定(?)のラガー、ペールエールがありました。
そして夜はPusciferの単独公演。僕のDozoという名前は彼等の楽曲DoZoから来ているとか、来てないとか。(笑)この日の会場のThe Tivoliは翌日のSoundwave Festivalの会場のすぐ近くにあるライヴハウスです。

カメラ持込み禁止で、入場前にあわてて撮ったので看板のみです。(汗)海外のライヴ・ハウスって日本にはない味があるので、写真取れなかったのは、残念でしたが、おかげでステージ演出の素晴らしさがいつもより伝わったし、ステージに集中できたし。最近は、撮影OKなライヴが増えていますが、だからこそ逆に禁止のライヴをもっと増やして欲しいと思いました。写真を撮りたいというお客の要望に応えるのも一つの考えかもしれませんが、作品の完成度を高めるためにお客にあきらめてもらうのも一つのやり方だと思いました。カメラはもちろん、携帯の撮影や録音も完全に禁止と、メイナードからの注意喚起の映像も流れたこともあり、ちゃんとみんなルールを守ってました。あと、海外でライヴみてるとバンドTシャツをきっかけに声をかけられることが多いのですが、PusciferのライヴにはToolのアメリカ・ツアーTシャツ着ていったんで、「アメリカ・ツアー行ったの?すごいねー。」って声かけられたりしました。
2日目からはSoundwave Festivalの本番。前日のPusciferの件もあり、ライヴに集中しようということで会場にはカメラ持っていかず。というわけで写真はありません、すいません。(汗)どんなアーティストが出たかというと、↓のタイムテーブルをみてみてください。

ブリスベンはステージ1を中心に。シドニーではステージ2を中心にみました。
【ブリスベン】
この日観たのは、RED FANG、FOZZY、MINDLESS SELF INDULGENCE、ANTHRAX、TOMAHAWK、Malakyte(Special Guest)、GALLOWS、KYUSS LIVES、STONE SOUR、SLAYER、A PERFECT CIRCLE、LINKIN PARK、METALLICA。
・RED FANG
この日のスタートはストーナー系のRED FANGからスタート。この日の夕方みたKYUSS LIVES、シドニーでみたTHE SWORDや今回みられなかったけどOrange Goblinなど今年はストーナー系が結構充実のフェスでしたね。
・MINDLESS SELF INDULGENCE
彼等は野外フェスより単独で深夜とかにみたいかも。「こんにちわINXSです!ぼくはMichael Hutchenceのゴーストだよ!」と挨拶するも会場はシーンと冷えきってました。(笑)ライヴは盛り上がりましたよ。
・TOMAHAWK
Anthraxを横からみながらTOMAHAWKを待ったおかげで、目の前にMike Pattonをみることができました。6年前にアメリカで観たPeeping Tom以来。この人本当に才能がみなぎってますね。最近日本に来てくれないのが寂しい限りです。
・GALLOWS
今年のSoundwaveはスペシャル・ゲスト枠なるものがあり、楽しみにしていたのですが、ブリスベンのスペシャル・ゲストはMalakyteという微妙なスラッシュ・メタル・バンドでがっかりでした。1曲目であれだけの人がステージを離れるライヴは久々だったかも。(汗)というわけで、僕もスペシャル・ゲストは速攻抜けてGALLOWSみたのですが、ボーカルが激太りしていてびっくり。いや、ボーカルかわったんですね。ALEXISONFIREのWade MacNeilでした。(笑)知らなかったです。
・KYUSS LIVES
KYUSS LIVESはJosh Hommeがいれば、いうことなかったのですが、音の作り方がかなり好きなので、それでも充分満足でした。
・A PERFECT CIRCLE
2日連続、しかも違うバンドでメイナードのライヴを観られたことが嬉しい。できれば暗いところで観たかったですけど、やっぱり彼は存在感がありますね。
・LINKIN PARK/METALLICA
LINKIN PARK 〜 METALLICAはサマソニも同じ流れになりそうですが、一足先に体験してきました。LINKINは2ndまでの楽曲が盛り上がってました。最近の曲はあまりウケがよくなかったかも。そういう意味ではMETALLICAも昔の楽曲の方が盛り上がったわけですけど。METALLICAは海外でみるの2回目なんですが、やはりなんと言っても火薬の量の違いで、迫力が違う。みんな大声で歌うし、EnterSandmanの前方の縦ノリの一体感も日本では味わえない感覚。行ってきた甲斐がありました。アンコールのときに、みんな「Seek & Destroy!!」叫んでる人がたくさんいましたが、Creeping Death、Batteryときて、みんなの希望に応えて(?)のSeek & Destroyで大団円でした。
【シドニー】
この日観たのは、THE BLACK OUT、PERIPHERY、TOMAHAWK、Puscifer(Special Guest)、THE SWORD、SUM41、ALL TIME LOW、CYPRESS HILL、KILLSWITCH ENGAGE、A PERFECT CIRCLE、SICK OF IT ALL、GHOST、BLINK 182、THE OFFSPRING、PARAMORE。
・THE BLACK OUT
この日はTHE BLACK OUTスタート。飛行機の中で聴いてたので、すごくなじみました。ステージ・パフォーマンスも面白かったです。
・Puscifer
PERIPHERYをちらっとみてからこの日もTOMAHAWK。そしてシドニーのスペシャル・ゲストPuscifer。TOMAHAWKからPusciferへ移動中やたら声をかけられました、Puscfer Tシャツ着ていったので。(笑)Pusciferのライヴ、この日もよかったけど、単独観た直後なので、かなり褪せてみえました。あと、やたらPusciferじるしのピーナツ蒔いてました。ダンボール何箱分か分からんくらい。(笑)
・THE SWORD
THE SWORDは、Metallicaのオープニングでみたことあるけど、改めて観てよかった。Metallicaのときはそっちに気持ちがいっちゃってるから、ちゃんと向き合えてなかったんだなぁ、と反省。
・SICK OF IT ALL
前日ブリスベンのGallowsで「このステージでSICK OF IT ALLがやるんだぜ!」って煽ってたのに対し会場も盛り上がってたので、SICK OF IT ALLの盛り上がりも期待してたらけっこうガラガラでした。元祖WALL OF DEATHも、参加している人より写真撮っている人の方が多かったです。(苦笑)
・BLINK 182
BLINK 182はトラヴィスの飛行機恐怖症がなおらず、Bad Religionのブルックス・ワッカーマンが登場。ある意味貴重な編成でした。BLINK 182は日本ではヘッドライナーって感じではないけど、楽曲、演奏、会場の盛り上がり、どれをみても海外ではヘッドライナーっていうのがよくわかるライヴでした。この日は各ステージの進行が遅れてて、特にステージ2は最初にでるはずのSharksが夕方くらいになってたり、タイムテーブル完全に変更になり、BLINK 182は当初のタイムテーブルより出演早まってたからBLINK 182目当てで観られなかった人もいるかも、と心配になりました。
・The Offspring
The Offspringは、日本と盛り上がる曲が違って面白かった、Spare Me The Details とか。一番盛り上がったのはSelf Esteemでしょうか。前方にいたこともありますが、今回一番の大合唱でした。日本で何回もみているバンドですが、英語圏だと大合唱だったり、曲の違った良さのわかったりします。あと、モッシュの雰囲気なんかも国によって全然違うんですよ。
・Paramore
最後はタイムテーブル変更のせいもあって、Paramoreで締めくくりとなりました。Metallicaまだやっている時間の出演だったので、かなり気合い入ってるようでしたね。
3日間の僕のベスト・アクト(5つ選びました)はPuscifer(単独)、TOMAHAWK(Brisbane)、A PERFECT CIRCLE(Brisbane)、THE SWORD(Sydney)、The Offspring(Sydney)という感じです。
あと、会場について、昨年との変更点を少し書いておきます。どちらも去年に比べ会場の使い方が大きくなってました。特にシドニーは、スタジアムのステージを1つ増やしたので、移動が大変。そして人多すぎでした。(汗)ブリスベンは大きくなったといっても、そんなに変化はなくむしろステージの位置関係上、ステージ間の移動は楽になってました。
シドニーは、お酒のリストバンドをわざわざ別に並んでもらわないといけなかったのが、入場時に18+用のリストバンドをもらう方式に変っていたので、そこは楽でした。そしてブリスベン。昨年まではアルコール・エリアでしかお酒飲めなかったのが、会場のどこでも飲んで良いことになったのは、とても嬉しい変更でした。
今年のシドニーはちょっと会場大きすぎて疲れたので、来年以降また行くなら、アデレード・パース・メルボルンのうちから2会場選んで行きたいなぁ、と思っています。
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他の海外ロック・フェスティバルのレポなど、
こちらにまとめてますので、もしよろしければチェックしてみてください。